アイマスSSAを語る(綺麗な方)
今更ですか?今更ですね。
というわけで「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014」両日行ってきました。今回はその話を書きます。
■765・シンデレラ・ミリオンの競演。
正直に白状します。私は8thライブでシンデレラ・ミリオンの出演が決まったとき
「(シンデレラもミリオンも好きだけど)765とはいっしょにしないでコーナー分けて欲しい。本家曲は本家でやって欲しい」
という趣旨の発言をしていました。実際、その通りになりました。
なので今回も、特に深くは考えずに別々に分けてやるんだろうなぁと思っていました。そしてキャストメンバーを見た限りでは初日がミリオンの日、2日目がシンデレラの日、とわかれているんだな、と決めつけていました。
しかし、待っていたのは1曲目から出演者全員による圧巻の「THE IDOLM@STER」。
そして9曲目。中村繪里子・大橋彩香・山崎はるかの各陣営のメイン3人による「The world is all one !!」。
まさかのメンバー。そして、この選曲。
「ぁぁ・・・、私が本当に観たかったものはこれなんだ・・・!」と確信した瞬間でした。
この先、ずっといっしょにライブをやっていくかどうかはわからないけれど。いや、恐らく別々に進んでいくんだろうけれども。
さいたまスーパーアリーナという夢の舞台でこの3組が交わったことが本当に嬉しかったです。
■アイマスライブの楽しさを再認識。
去年の夏コミで機会をいただき、「アイマスライブってどうなの?」という話を寄稿しました。
最後の? 敷居亭アイマス本 - 夏コミ新刊その2『敷居の部屋の終幕-Curtain Call-』 - 敷居の先住民
そのなかで、アイマスライブの楽しみとして真っ先に上げたのが、「アイマスライブはキャラクターがいることが最大の魅力」ということ。1人が2つの物語を持っているから面白いんだ、と。それぞれがこだわりを持って演じているから面白いんだ、と。
この気持ちは、今回のライブでシンデレラとミリオンという要素が加わること、そして劇場版という存在で更に強くなりました。
8thライブの時、登場したシンデレラとミリオンをあくまでゲストとして観ていた気持ちがありました。そのときは、この曲が楽しみだ、●●さんが楽しみだ、という個別の思いはあっても「この子はどういう気持ちでステージに立っているんだろう?」ということはあまり考えていませんでした。
しかし、劇場版でライブまでの過程がキャラクターを通して描かれることで、今回は強く意識することになりました。
「アイドルマスターという完成された箱にどういう気持ちで入ってくるんだろう?」
「この、広すぎるアリーナのステージに、どういう思いで立つんだろう。」
普通は声優さんってキャラクターやストーリーを輝かせるための立場なんです。あくまで裏方なんです。それが、このSSAという瞬間にはその逆で、キャラクターによって、キャストが輝いたんです。劇場版という存在で逆に裏側に光が当たって、キャラクターだけではなくキャストにも思いっきり感情移入できてしまう。
でも、完全に逆転したわけじゃないんです。キャラクターに光を当ててもらってキャストが舞台に立つんじゃなくて、あくまで、キャラクターとキャストが一緒に舞台に立ってるんです。
あいみんはジュリアだったし、ゆい㌧は奈緒だった。
みんな、すごい。アイマス、すごい。
(そういえば寄稿した本は通販あるらしいですよ?興味沸いた人は是非。)
■たかはし智秋復活祭。
智秋ちゃん、好きなんですよ。なんていうか生き方が。あと、歌声が。
なので7thライブの時に智秋は半月板損傷という大けがを負ってライブから遠ざかってしまったのは正直、辛かった。
(アイマスライブそもそもそんな来てないじゃん、と思う人もいるかもしれないが、智秋はあれからチュパリコすら1度も歌っていない)
今回のSSAはそこから約1年半ぶり。もしかしたらもう2度とステージに立つことはないかもしれない、とすら思っていたので待望の、本当に待望の復活でした。
選曲は「Mythmaker」。智秋の復活祭ならこの曲か「隣に・・・」を、と思っていたのでイントロ聞いた瞬間に最高潮に。
正直な感想としては、たぶん智秋はまだ万全じゃないんだろうなぁと思いました。智秋は本来もっと踊れる。
それでも、1人だけ段違いの歌唱力は健在で、なによりあの空気は智秋にしか作れないものだった。
あの空気が少し変わった瞬間に、あぁこの感じだ、と思い出したんです。
だから、心からこう言います。
たかはし智秋さん、お帰りなさい。